マニアでなければその違いはなかなかわからないですよね。
今回はBOEINGの飛行機を写真付きでわかりやすく解説していきます。
会社概要
ボーイング(Boeing)
ボーイング(The Boeing Company)は、アメリカ合衆国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバスと世界市場を二分する巨大企業である。
出典:Wikipedia
エアバス(Airbus)
エアバスは、ヨーロッパ(欧州連合の内の4カ国)の国際協同会社で、航空宇宙防衛企業のエアバス・グループ傘下にある航空機メーカーである。設立当初の事業体の名称はエアバス・インダストリー G.I.E.(仏: G.I.E. Airbus industrie)であったが、2001年に法人化されて現社名に変更された。本社はフランス・トゥールーズ。
出典:Wikipedia
ボーイングの航空機
B747シリーズ
初飛行 1969年
・B747-400
シリーズとしては、1968年のB747-100型の生産開始から半世紀が経過した現在においても最新型のB747-8型が運航されている航空業界には欠かせない機種です。
2019年4月から政府専用機がB747-400からB777-300に変わることにより、国内のB747を運航する航空会社は日本貨物航空(NCA)の貨物機のみとなります。
B747-300(オリエント・タイ航空)
B747-400LCF(ボーイング)
- 機体前方が2階建て
- 4つのエンジン
- B747-8はエンジン後部がギザギザになっている
- 貨物機の2階部分は旅客機よりも短い
B777シリーズ
初飛行 1994年
・B777-200
2発のエンジンで長距離飛行が可能になったことからB747からこのB777にシフトする航空会社が増えています。
2019年4月から日本の政府専用機もこのB777-300に変わります。
B777-200(全日本空輸)
- お尻の先が平べったく潰した感じに見える
- 横から見ると車輪は3つ
- 横から見るとB777-300の扉は5つ、B777-200の扉は4つ
B787シリーズ
初飛行 2009年
・B787-9
・B787-8
中型機としては長い航続距離が特徴で、静かで快適な乗り心地も売りです。
日本の航空会社では、全日本空輸と日本航空が導入しており、ANAはこのB787のローンチカスタマーでもあります。
B787-10(シンガポール航空)
B787-9(エティハド航空)
- エンジン後部がギザギザになっていて、翼も顔も鋭く、全体的にシャープ
- 翼の曲線が特徴的
- コックピットの窓が4枚
- 横から見ると車輪は2つ
- 横から見ると大きな扉が4つ
- B787-8→B787-9→B787-10と胴体が長くなる
B767シリーズ
初飛行 1981年
2-3-2の座席配列が好まれ、B767-300は日本の空をたくさん飛んでいます。
日本の航空会社では、全日本空輸・日本航空・エアドゥが導入しています。
B767-400(バーレーン王室航空)
B767-200(オムニエアインターナショナル)
- お尻が丸い
- 横から見ると車輪は2つ
- B767-300は横から見ると前後に大きな扉が2つ、翼の上に小さな扉が2つ
- B767-300の他にもB767-200とB767-400があるが、もうほとんど見ることはない
- B767-200→B767-300→B767-400と胴体が長くなる
B737シリーズ
初飛行 1967年
・B737-800
・B737-700
・B737-500
・B737-400
ジェット旅客機のシリーズとしては史上最多、商用輸送機の歴史でも屈指のベストセラーかつロングセラーのシリーズです。
シリーズとしては日本では、全日本空輸・日本航空・スカイマーク・ソラシドエア・エアドゥ・春秋航空日本と多くの航空会社が導入しています。
B737-900(大韓航空)
B737 MAX9(タイ・ライオンエア)
B737 MAX8(シルクエア)
B737-700(ユナイテッド航空)
B737-500(全日本空輸)
B737-400(日本トランスオーシャン航空)
B737-300(サイアム・エア)
B737-200(オーロラ)
- お尻が上がっている
- 横から見ると車輪は1つ
- 横から見ると前後に大きな扉が2つ、翼の上に小さな扉が1つまたは2つ
- 最新鋭のMAXは翼端に「スプリット・シミタール・ウィングレット」を装着している
B757シリーズ(生産終了)
初飛行 1982年
生産終了 2005年
通路が1本のみのナローボディ機としては、ボーイングとしては最も大きい機体となります。
日本の航空会社は購入することはありませんでした。
B757-200(上海航空)
<特徴>
・お尻が丸い
・横から見ると車輪は2つ
・横から見ると大きな扉が3つ、小さな扉が2つ(会社の仕様により異なる)
・生産終了されていることから見る機会が少ない
B727シリーズ(生産終了)
初飛行 1963年
生産終了 1984年
過去に日本の航空会社では日本航空・全日本空輸・日本国内航空の3社が運航していました。
- 胴体後方に3つのエンジン
- T字の尾翼
B717シリーズ(生産終了)
初飛行 1998年
生産終了 2006年
日本の航空会社は購入することはありませんでしたが、ハワイアン航空がハワイ国内路線で多く運航しています。
B717(ハワイアン航空)
- 胴体後方に2つのエンジン
- T字の尾翼
- コックピットの窓が7枚、その上に小窓
B707シリーズ(生産終了)
初飛行 1957年
生産終了 1982年
航空史に残る歴史的機体であり、ベストセラー機でもあります。
日本の航空会社は購入することはありませんでしたが、エールフランスが日本航空とともに東京国際空港 – オルリー空港(パリ)間に共同運航便を運航していたことから、エールフランスのB707に日本航空のロゴを入れ、客室乗務員を乗務させ同路線を運航という歴史もあります。
- エンジンが4つある
国内航空会社における保有状況
全日本空輸(ANA)
- B737-500
- B737-800
- B767-300
- B777-200
- B777-300
- B787-8
- B787-9
- B787-10
- A320neo
- A321-200
- A380-800
日本航空(JAL)
- B737-800
- B767-300
- B777-200
- B777-300
- B787-8
- B787-9
- A350-900
- A350-1000
スカイマーク(SKY)
- B737-800
ソラシドエア(SNJ)
- B737-800
スターフライヤー(SFJ)
- A320-200
エア・ドゥ(ADO)
- B737-700
- B767-300
ピーチ(APJ)
- A321neoLR
- A320-200
ジェットスター・ジャパン(JJP)
- A321neoLR
- A320-200
バニラ・エア(VNL)
- A320-200
春秋航空日本(SJO)
- B737-800
エアアジア・ジャパン(WAJ)
- A320-200