フライトログ
搭乗日 | 2018年1月 |
航空会社 | タイ航空(THA) |
便名 | TG635 |
出発空港 | 仁川(ICN) |
到着空港 | 桃園(TPE) |
区間マイル | 920マイル |
飛行時間 | 2時間35分 |
機種 | B777-300 |
機体記号 | HS-TKP |
クラス | C ビジネスクラス |
座席番号 | 19A |
実際のフライトログ。
もっと崩して言うと
A国籍の航空会社がA国とB国を結ぶ路線を運航する際にB国からさらにC国までの運航ができる権利
のこと。どんなものか実際に例を出してみよう。
現在日本の航空会社で以遠権路線を運航しているのはバニラエアだけで、日本発着の主な以遠権路線はこんなものがあります。
航空会社 | A国(自国) | B国(相手国) | C国(第三国) |
発着 | 以遠権区間 | ||
バニラエア | 日本・成田 | 台湾・桃園 | ベトナム・ホーチミン |
チャイナエアライン | 台湾・桃園 | 日本・成田 | アメリカ・ホノルル |
エアアジアX | マレーシア・クアラルンプール | 日本・関西 | アメリカ・ホノルル |
シンガポール航空 | シンガポール | 日本・成田 | アメリカ・ロサンゼルス |
ティーウェイ航空 | 韓国・大邱 | 日本・関西 | アメリカ・グアム |
エアインディア | インド・ムンバイ | 香港 | 日本・関西 |
エチオピア航空 | エチオピア・アディスアベバ | 韓国・仁川 | 日本・成田 |
エティハド航空 | UAE・アブダビ | 中国・北京 | 日本・中部 |
A国→B国路線は普通の運航ですが、B国→C国は自国と関係のない路線ですよね。
そのB国→C国路線を「以遠権の行使」といえます。
前置きが長くなりましたが、今回はタイ航空の以遠権路線「韓国・仁川→台湾・桃園」線の搭乗をレポートします!
仁川空港 第1ターミナル 17番搭乗口
今回搭乗するのはタイ航空のロイヤルシルク!
タイ航空のビジネスクラスですね。
ちなみにタイ航空のファーストクラスは「ロイヤルファースト」と呼ぶんですよ。
(今回乗るB777-300ERにはファーストクラスの設定はありません)
タイ航空 B777-300ERのロイヤルシルクはスタッガードシートを採用!
優先搭乗で機内に入り、今回の座席とご対面!
少しくたびれた感はありますが、立派なスタッガードシートを採用しています。
全席通路側座席となっており、エコノミークラスでは3−3−3のシート配列のところを1−2−1と贅沢な仕様となっているんです。
エコノミークラスのシートマップ
ビジネスクラスのシートマップ
座席は19A、L2扉のすぐ後ろです。
↑後方座席の20Bからの撮影。
19Aは前に座席がないのでゆっくり過ごせますよ。
一般的なスタッガードシートですが、色の雰囲気にタイ航空らしさがでています。
シートの横にはモニターのリモコンと電動リクライニングのボタン。
もちろんフルフラットにはなるのですが、なんとその他にマッサージ機能があります。
シートボタンの左側に「MASSAGE」ボタンがありますよね。
ですが、嬉しがって使ってみたところ「どこか遠くで小さく何かが震えてる」くらいの感覚でしかなかったですw
自席から後ろを向くとこんな感じ。
ビジネスクラス、ガラガラの予感・・・
今回のウェルカムドリンクはアイスコーヒー。
シートモニターは大きく、左下には座席番号・便名・路線が書いてあります。
ビジネスクラスはガラガラだったので、右側の景色を拝借。
夕方便ということもあり、夕日が沈んでいくのがよく見えました。
以遠路線の機内食は?
離陸20分後には食事前にドリンクとお菓子の提供があります。
その後、離陸35分後に機内食の提供。
以遠路線ではどこの国のどんな食事が出てくるのか気になりませんか?
タイ料理?
韓国料理??
台湾料理??
出てきたのはこれ!
洋食やないか~い!!!
記憶では種類を選ぶことはできず、チキンとポテトがメインの洋食がでした。
タイでもなく、韓国でもなく、台湾でもない味はいたって普通の洋食ですw
ビジネスクラスはお皿も食後のコーヒーも陶器の器で出てくるところが嬉しいですけどね。
巡航中の機内は、照明が落とされ真っ暗。
ガラガラと前述しましたが、ビジネスクラスは見渡す限りお客さんはおらず、一人っきり。
スタッガードシートということもあり超快適なフライトでした。
そして約2時間半のフライトを終え、夜の台湾桃園国際空港に到着!
タイ航空の韓国ー台湾に乗りましたが、タイっぽくも、韓国っぽくも、台湾っぽくもないフライトとなりました!