2023年5月神戸空港に空飛ぶ白イルカが再飛来!エアバスベルーガSTを海上から撮影

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Airbus Beluga ST神戸空港に2度目の飛来

たーびん

2023年5月10日、神戸空港にエアバスの大型輸送機A300-600ST「ベルーガST(Beluga ST)」が飛来しました!

日本にベルーガが飛来するのは今回が3回目。神戸空港にベルーガが飛来するのはこれで2回目となります。

神戸空港への飛来は2021年12月以来約1年4カ月ぶりで、前回は3号機(機体記号F-GSTC)、今回は2号機(機体記号F-GSTB)が使用されました。

前回の飛来レポートはこちらをどうぞ。

ヘリコプターを運ぶ変わったかたちの珍飛行機

飛来の目的は何のためかというと、今回も前回も、神戸空港にあるエアバス・ヘリコプターズジャパンにヘリコプターを納入するため。

今回は海上保安庁が発注した「H225 スーパーピューマ」2機が積荷として輸送されました。

ヘリコプターも運べるベルーガは、上部に大きな貨物室があり、その下に膨らむようにコックピットがある大型の貨物機。

たーびん

変わったかたちですが、ものすごくかわいいと思いませんか?
この見た目がシロイルカに似ていることからシロイルカの別名である「ベルーガ」の愛称がつけられています。

6都市を4日かけて来日。入国は関空で

日本への飛行ルートはロシア上空を飛行しない経路が選ばれ、マルセイユ(MRS)からエジプトのカイロ(CAI)、アラブ首長国連邦のドバイ(DWC)、インドのムンバイ(BOM)とコルカタ(CCU)、ベトナムのダナン(DAD)、台湾の台北桃園(TPE)の6都市を経由し5月10日早朝に関西国際空港(KIX)に到着。

関空への飛来は通関のためと思われます。

その後、関西国際空港から目と鼻の先にある神戸空港へ。

関西国際空港を9時11分に離陸し、神戸空港には9時33分に着陸しました。

ベルーガSTの着陸を船に乗って海上から撮影

たーびん

この一大事にいても立ってもいられず、急遽仕事を休んで神戸空港に出陣!(すんません!)
な、な、なんと!着陸は船に乗って海上から撮影しました!
ベルーガ撮影記は前半後半の2回に分け、この記事ではベルーガの神戸空港到着シーンをお届けします!

明石海峡大橋上空を通過しILSランウェイ09アプローチ

関空のランウェイ06Rを離陸したベルーガは、兵庫県の明石海峡大橋上空を通過して西へ。

播磨灘上空で右旋回してUターン。東に針路を変えて再び明石海峡大橋上空を降下してきます。

この日の天気は晴れ。軽く霞んでいるものの青空と明石海峡大橋バックにシロイルカがこちらに向かってきます。

離れていても明らかにベルーガとわかるシルエット。

エアバンドからはランウェイ09アプローチとの声が。

神戸の街並みをバックに進入灯と

どんどん近づいてくるベルーガ。

縦で。神戸市のマークも入ってます。

進入灯と海を絡めて。ハーバーランドやメリケンパークが見えてきました。

六甲山、ホテルオークラ、オリエンタルホテルなど神戸の象徴となるスポットがバックに。

ポートタワーはリニューアル工事中でカバーがかかり、ただの筒に見えますね。

たーびん

海上空港の神戸空港は撮影スポットが少なく、滑走路の北側にあるターミナルビルの展望デッキからの撮影は基本的に逆光。
滑走路南側の海からは順光でこのように神戸の街並みをバックに撮影できます!

続いて人工島ポートアイランド。

神戸市のマークとともにポートピアホテルもバックに写っています。

まるで海から飛び跳ねたシロイルカ

進入灯を過ぎて神戸空港着陸へ。

着陸直前の姿はまるで海から飛び跳ねたシロイルカ。

消波ブロックを飛び越え神戸空港に降り立ちました。

神戸空港を泳ぐ顔が見えない白イルカの姿

ランウェイ09で着陸するとターミナルビルの正面をタキシングして駐機スポットへ。

コックピットがかなり低い位置にあるため顔は見えず白イルカの体だけが浮かんでいます。

それにしても展望デッキにはものすごい人!人!人!そのすごさが肉眼でも確認できるほど。

到着してしばらくすると貨物室の大きな扉をオープン。管制塔と一緒に。

たーびん

船上からのベルーガ撮影はここまで。
普段日本では見ることができないベルーガの姿を船上から他にない角度で撮影することができました!
大満足です!

もちろん荷下ろしも撮影してきましたよ♪

後悔したくない!アントノフAn-225ムリーヤの船上撮影

たーびん

なぜ僕がここまでしてベルーガを撮影したか?
それは以前中部国際空港(セントレア)に飛来したアントノフAn-225(ムリーヤ)を船上から撮影したからです。

世界最大で世界に1機しかないウクライナの象徴とも言えるムリーヤは、戦争によりロシアによって壊され二度と見ることができなくなりました。
撮影した時はそんなことになるなんて思いもしていません。

わざわざ遠征して船まで借りての撮影となりましたが、これは一生の思い出。
この時遠征していなければ絶対に後悔していたことでしょう。

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