ANAとJALの驚愕の発表
2020年3月19日、全日本空輸(ANA)が新型コロナウイルスに伴う特別対応として、「対象期間中、ANAグループ運航便の搭乗で獲得したプレミアムポイント数を2倍に倍率アップして積算」といった驚きの発表が。
3月25日には、日本航空(JAL)が「有効期限をむかえるマイルとe JALポイントについて、有効期限1年間のe JALポイントを積算」「対象期間中JALおよびJALグループ運航便のご搭乗で獲得されたFLY ON ポイントを通常の2倍として積算」といった同様の特別対応を発表。
新型コロナウイルスに関する記事はこちらです。
ANAの特別対応
■対象期間中、ANAグループ運航便の搭乗で獲得したプレミアムポイント数を2倍に倍率アップして積算
対象期間
2020年1月1日(水)から2020年6月30日(火)搭乗分まで
- 2020年1月1日(水)以降、すでに搭乗した分についても2倍で積算。
- 搭乗実績に応じてマイル口座に自動積算するので、申請の必要なし。
対象路線
ANAおよびANAグループ運航の国内線・国際線全路線
対象運賃
マイル積算可能な国内線全運賃・国際線全予約クラス
対象者
対象期間中に搭乗したすべてのANAマイレージクラブ会員
プレミアムポイント積算時期
ANAおよびANAグループ運航便の搭乗により、通常積算されるプレミアムポイント数を月ごとに集計し、それと同じプレミアムポイント数を翌月末に積算。
特別倍率分のプレミアムポイント積算時期
- 2020年1月1日(水)~3月31日(火)搭乗分:2020年4月下旬
- 2020年4月1日(水)~4月30日(木)搭乗分:2020年5月下旬
- 2020年5月1日(金)~5月31日(日)搭乗分:2020年6月下旬
- 2020年6月1日(月)~6月30日(火)搭乗分:2020年7月下旬
- 通常のプレミアムポイント積算日はフライトマイル積算日と同日。
- フライトマイルを事後登録した場合、搭乗日の翌月15日頃までの登録完了分を記載の日程で積算。
- 搭乗日の翌月16日頃~2020年7月31日(金)の登録完了分については、2020年8月下旬に積算。
JALの特別対応
■対象期間中、JALおよびJALグループ運航便の搭乗で獲得したFLY ON ポイントを通常の2倍として積算
対象期間
2020年2月1日(土)から2020年7月31日(金)搭乗分まで
- 2020年2月1日(土)以降、すでに搭乗した実績に対しても、通常の2倍のポイントを積算。
- 搭乗実績に応じて積算するので、申請の必要なし。
対象路線
JALおよびJALグループ運航の国内線・国際線全路線
※他社が運航するコードシェア便は対象外。
対象運賃
フライトマイル積算対象運賃
対象者
対象期間中に搭乗したJALマイレージバンク(JMB)会員
FLY ON ポイント積算時期
- 2020年2月1日(土)~3月31日(火)の積算分は、4月末までに一括で積算。
- 2020年4月1日(水)積算分以降は、通常のFLY ON ポイントと同時に積算。
注意事項
- JALカード会員限定初回搭乗、搭乗ボーナスなどキャンペーンによるFLY ON ポイントは2倍での積算の対象外。
- 2月1日(土)から3月31日(火)ご搭乗分までのフライトマイル事後登録分については、4月15日(水)までにマイル積算された場合に限り、2倍の対象。
このほかにもJALは「2020年2月から2020年7月末までに有効期限をむかえるマイルとe JALポイントについて、有効期限1年間のe JALポイントを積算」といった特別な対応も。
有効期限をむかえたマイルが、1マイルを1.5 e JALポイント換算として、e JALポイントに積算されるようです。
こちらは事前登録(期間:2020年3月26日~7月31日)が必要なので忘れないように早めに事前登録をしておいたほうがよさそうですね。
ポイントを貯めるとどうなる?
ANAの「プレミアムポイント」やJALの「FLY ON ポイント」を貯めることにより、上級ランク会員(ステイタス)のサービスを利用できるようになります。
「プレミアムポイント」と「FLY ON ポイント」とは?
ANAの「プレミアムポイント」やJALの「FLY ON ポイント」とは両社呼び方が違うだけでほぼ同じシステムと思ってください。
1年間に利用した運航便の搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントのこと。
毎年1月~12月に獲得したポイント数に応じて、翌年度のステイタスが決まり、ステイタスに応じたサービスを利用できるものとなります。
ANAのステイタス
ANAには一般会員のほかに3つのステイタスがあります。
- ブロンズステイタス
- プラチナステイタス
- ダイヤモンドステイタス
ダイヤモンドステイタス
年間100,000プレミアムポイント
(うちANAグループ運航便50,000ポイント)
プラチナステイタス
年間50,000プレミアムポイント
(うちANAグループ運航便25,000ポイント)
ブロンズステイタス
年間30,000プレミアムポイント
(うちANAグループ運航便15,000ポイント)
ANAのステイタス特典
ステイタスランクによって様々なサービスを受けることができます。
JALのステイタス
JALには一般会員のほかに5つのステイタスがあります。
- JMBダイヤモンド/JGCダイヤモンド
- JGCプレミア
- JMBサファイア/JGCサファイア
- JMBクリスタル/JGCクリスタル
- JGCワンワールドサファイア
JMBダイヤモンド/JGCダイヤモンド
毎年の1月~12月の12カ月間(暦年)で100,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便50,000FLY ON ポイント)以上の搭乗
または120回(うちJALグループ便60回)以上かつ35,000FLY ON ポイント以上の搭乗
JGCプレミア
毎年の1月~12月の12カ月間(暦年)で80,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便40,000FLY ON ポイント)以上の搭乗
または80回(うちJALグループ便40回)以上かつ25,000FLY ON ポイント以上の搭乗
JMBサファイア/JGCサファイア
毎年の1月~12月の12カ月間(暦年)で50,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント)以上の搭乗
または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ON ポイント以上の搭乗
「JMBサファイア」以上のステイタス到達で、「JALグローバルクラブ」に入会できる。
JMBクリスタル/JGCクリスタル
毎年の1月~12月の12カ月間(暦年)で30,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便15,000FLY ON ポイント)以上の搭乗
または30回(うちJALグループ便15回)以上かつ10,000FLY ON ポイント以上の搭乗
JGCワンワールドサファイア
JALの場合はJGCサファイアと同等。ワンワールドグループの航空会社によって扱いが異なる。
公式サイトでポイント計算をすることができるので確認してみましょう。
ANAの羽田・那覇線の計算結果。
あえてわかりやすいようにANAカード一般会員として計算しています。
1便乗って貯まるプレミアムポイントは1,476ポイントとなりました。
続いてJALの羽田・那覇線の計算結果。
こちらもわかりやすいようにJALカード一般会員として計算しています。
1便乗って貯まるFLY ONポイントはこちらも1,476ポイントとなりました。
ANAとJALともに羽田・那覇線に搭乗して貯まるポイントは1,476。
多くのステータス修行僧が第一に目指すのが50,000ポイントで達成できるANAのプラチナ、JALのサファイアですが、今回の特別対応で25,000ポイントで達成できるため、次のような計算になります。
25,000 ÷ 1,476 = 16.93
17便乗れば上級ランク会員になることができます。
この路線は平日なら片道10,000〜14,000円程度で購入できます。
プレミアムクラスに乗るとより貯まりやすい
ANAならもっと早く達成することができます。
その方法はプレミアムクラスへの搭乗。
羽田・那覇線のプレミアムクラスに搭乗した際に獲得できるプレミアムポイントは2,860。
25,000 ÷ 2,860 = 8.74
つまり9便で上級ランク会員になるということですね。
2020年7月31日 キャンペーン期間を終えて・・・
結局JALのサファイアステイタスのみ獲得することができました!
ANAはすべてキャンセルという結果に・・・
飛行機に乗るならマイルを貯めよう
まだマイレージカードを持っていない人はモッピー経由でANAカードやJALカードを発行するのを忘れずに!
せっかくクレジットカードを作るならポイント二重取りしましょう!
すでにANAカードやJALカードを持っているもっとマイルを貯めたい中級者以上の方はアメックスのマリオットカードが超オススメです!
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