AMX2018乗るだけ運賃チャレンジとは
日本一小さな航空会社の天草エアライン。
保有機材はATR42-600型機(みぞか号)1機のみで、そのみぞか号の1日のフライト全便に「乗るだけ」のチャレンジとなります。
天草エアライン株式会社(本社:熊本県天草市、代表取締役 吉村 孝司)は昨年度に大好評の全便連続搭乗(又は8便又は、6便連続搭乗)にチャレンジできる「乗るだけ運賃」並びに「乗るだけ運賃」をチャレンジされるお客様が前後の移動に便利な「乗るだけ運賃チャレンジ割」を設定し、販売致します。なお、今回発売する運賃の内容は以下のとおりです。
記
1.「乗るだけ運賃」
(1)設定期間
平成30年12月3日(月)~平成31年3月10日(日)
※設定除外日:平成30年12月22日(土)~平成31年1月6日(日)
※計画運休日は、全便チャレンジではなく、8便(又は、6便)のチャレンジになります。
※期間中、リース機(みぞか号以外の機体)による運航となる場合があります。
(2)運賃額
10,000円(10便・8便・6便とも同一運賃額)
※天草始発便の101便から起点となります。
(3)適用条件
① 同一人物が同一日に全便もしくは、101便から連続6便(202便まで)又は、連続8便(106便まで)連続して搭乗する場合に適用する。但し、3~11才の小児単独利用は除く。
② 販売座席数は、1日あたり4名まで 但し、ご利用便に空席が無い場合は、ご利用頂けません。
③ 予約受付期間
WEB上の専用申込フォームから申込のみとなります。(電話予約不可)
Googleフォーム 「AMX2018乗るだけ運賃申込フォーム」
お申込みURL:https://goo.gl/forms/nOCH3ONQgl5SPXfV2
利用期間/予約受付期間
平成30年12月03日(月)~12月21日(金)/平成30年11月19日(月)~11月26日(月)
平成31年01月07日(月)~01月31日(木)/平成30年12月1日(土)~12月10日(月)
平成31年02月01日(金)~02月28日(木)/平成31年01月1日(火)~01月10日(木)
平成31年03月01日(金)~03月10日(日)/平成31年02月1日(金)~02月10日(日)
※受付開始時刻は、各期とも午前9時より
※締め切り時間は、各期とも午前9時まで
※予約受付期間終了後、ご搭乗日の近いお客さまより順次予約センターより原則としてお電話にてご連絡を差し上げます。
④ 旅客の都合による一部区間の払戻は一切できません。
⑤ 利用日当日、天候不良や会社都合で欠航便が発生し継続搭乗が出来ない場合は、全額を払戻します。
但し、6便以上搭乗された場合の払い戻しは致しません。
また、代替交通機関の提供や交通費の支払いは行いません。
⑥ 一部使用後にお客様都合により連続搭乗を取り止める場合は、搭乗済区間については、大人普通運賃(又は、小児運賃)を徴収いたします。
⑦ みぞかポイントの加算対象外
⑧ 航空券購入期限:予約回答日から5日以内又は、搭乗の前日のいずれか近い日まで
⑨ 予約変更:不可
⑩ 取消手数料:出発前/5,000円、出発後/10,000円 払戻手数料:400円
⑪ 座席指定は不可
1フライトあたりなんと1000円の計算になります。
飛行機好きにはたまらないこの企画にチャレンジしてきたのでレポートします!
YouTube動画あり
いざチャレンジ!
朝7:00
チャレンジの発着地となる天草エアラインの拠点、天草空港に到着。
自宅のある熊本市からは車で2時間かかりました。
カウンターで受付。
これから始まる12時間のチャレンジに耐えられるかの体調確認や、途中リタイアした場合搭乗した分の運賃を払うことに同意するなど書かれた誓約書にサインし、首から下げるパスケースを渡されます。
まずは天草〜福岡往復分のチケットを受け取り、今後は天草発の便に乗る際にこの天草空港のカウンターでチケットを受け取る流れになります。
もう1人の男性は最後の天草〜福岡の往復を除いた連続8便チャレンジでした。
それではチャレンジ開始です!
1. MZ101 天草(AXJ)→福岡(FUK)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
07:55 | 08:35 |
天草空港には搭乗待合室はなく、保安検査前のこの場所が待合室となります。
保安検査を受けるとそのまま飛行機に搭乗するという流れになっています。
ちなみに保安検査も天草エアラインのスタッフが行うという「オール天草エアライン」といった感じ。
朝日に照らされたみぞか号とご対面。
座席指定はできず、今回割り当てられたのは前方窓側の3A。
(結果的に10フライト全て窓側を割り当てられました。)
天草エアラインの職員、空港消防隊員が外で整列して空港関係者全員でお見送りしてくれます。
天草空港をR/W13で離陸し、あっという間に福岡空港R/W16に着陸。
スポット18番からバスにてターミナルへ。
飛行高度 9000feet
搭乗旅客 約30名
ワクワクドキドキのチャレンジ1便目。
滑走路1000mの天草空港での離陸はパワー溢れるものでした。
2. MZ102 福岡(FUK)→天草(AXJ)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
09:05 | 09:40 |
目的地に到着後は機内に残るのではなく、一度降機しターミナルに行かなければなりません。
バスでターミナルに到着し、JAL係員に乗り継ぎルートで12番搭乗口に案内された時にはもう2便目の天草行きの搭乗が始まっていました。
急いでバスに乗り、ついさっきまで乗っていたみぞか号へ。
今回割り当てられたのは前方の窓側4A、さっきまで座ってた席の真後ろです。
福岡空港をR/W16で離陸し、天草の海と街並みを眼下にあっという間に天草空港R/W31に着陸。
出発と同様、空港関係者全員でのお出迎えとなりました。
飛行高度 9000feet
搭乗旅客 30名弱
チャレンジ2便目。
初めての1000mしかない滑走路への着陸は圧巻でした。
3. MZ201 天草(AXJ)→熊本(KMJ)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
10:10 | 10:30 |
二度目の天草空港出発。
次は熊本空港までの県内路線です。
ここで「天草→熊本」「熊本→伊丹」「伊丹→熊本」「熊本→天草」の4便分のチケットを渡されます。
ボーディングドアの横には3人組ロックバンド「WANIMA」と天草エアラインがコラボしたデカールが貼られています。
WANIMAは3人とも熊本県出身でそのうち2人が天草市出身なんですよ。
座席はちょうど翼の下の窓側8D。
R/W13で離陸し、一瞬で熊本空港R/W07に着陸。
飛行高度 4000feet
搭乗旅客 約30名
チャレンジ3便目。
車で2時間半程かかる天草空港〜熊本空港は飛行時間たった14分で到着しました。
4. MZ801 熊本(KMJ)→伊丹(ITM)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
10:55 | 12:10 |
天草エアライン最長路線となる熊本〜伊丹便。
熊本空港ではボーディングブリッジのない7番スポットからの搭乗です。
天草空港の滑走路1000mに対し、熊本空港ではR/W07、一番端のT1から天草空港の3倍の3000mの滑走路を使用しての離陸。
座席は後方の右側10D。
この伊丹便のみ機内販売・ドリンク・お菓子のサービスがあります。
機長の機内アナウンスもこの伊丹便のみありました。
「PM2.5の影響によりガスってる」とのこと。
この日は天気はいいのに常に景色が霞んでいました。
高知上空で太平洋を眼下に、伊丹空港R/W32Rに着陸。
あー高知行きたい!笑
この時の着陸は一瞬事故ったかと思うほどかなりの衝撃があるのもでした。
その後、JAL側の23番スポットに到着。
飛行高度 17000feet
搭乗旅客 約35名
チャレンジ4便目。
天草エアライン最長路線は無料のドリンクとお菓子があり、かなり落ち着いて乗ることができました。
伊丹空港で昼食をとるならココ!
天草空港と福岡空港では30分、熊本空港では25分しかない折り返し時間ですが、この伊丹空港での折り返しは一番長く40分。
5. MZ802 伊丹(ITM)→熊本(KMJ)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
12:50 | 14:20 |
天草エアライン最長路線の折り返しは15分遅れでの出発。
座席は左側後ろから2番目の12Aでした。
伊丹空港をR/W32R離陸。
上空から見るPM2.5で霞んだ明石海峡大橋と瀬戸大橋はある意味幻想的な景色です。
前便と同じくこの路線では無料のドリンクとお菓子が提供されます。
お菓子は前便とは違ったもの。
熊本空港への着陸は、島原湾まで出てヴェイパーを出しながらILS R/W07での着陸。
空からの熊本城も見ることができました。
飛行高度 16000feet
搭乗旅客 約15名
チャレンジ5便目。
熊本〜伊丹路線で提供されるお菓子は往復ともとても美味しかったです。
6. MZ202 熊本(KMJ)→天草(AXJ)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
14:45 | 15:10 |
前便までの遅延はこの熊本での折り返しで取り戻します。
座席は11D。
熊本県内路線は乗客13名を乗せて、滑走路3000mの熊本空港をR/W25で離陸し、滑走路1000mの天草空港にR/W31で着陸。
シートベルトサインは常時点灯していました。
飛行高度 4000feet
搭乗旅客 約15名
チャレンジ6便目。
熊本と伊丹往復でかなり疲れが出てきました・・・。
7. MZ105 天草(AXJ)→福岡(FUK)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
15:40 | 16:20 |
これから天草と福岡を2往復。
ここでCAさんが交代となります。
座席は全便と同じ11D。
天草空港をR/W31で離陸し、福岡空港R/W16に着陸。
シートベルトサインは常時点灯していました。
飛行高度 9000feet
搭乗旅客 約20名
チャレンジ7便目。
疲れが溜まってきていることもあり、ここらへんからの記憶が薄いです・・・。
8. MZ106 福岡(FUK)→天草(AXJ)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
16:50 | 17:25 |
この日2度目の福岡空港。
前便からの乗り継ぎとして搭乗口に到着した時にはすでに搭乗案内が始まっていました。
トイレに行くのがやっとです。
座席は前便とまた同じ本日3回目の11D。
福岡空港での離陸滑走路は変わらずR/W16。
気分が悪くなった時に使用する紙袋にはいろんなコメントが書かれています。
シートベルトサインは常時点灯。日が落ち始めました。
飛行高度 9000feet
搭乗旅客 約20名
チャレンジ8便目。
疲れから8便チャレンジにしたらよかったとも思い始めます・・・。
9. MZ107 天草(AXJ)→福岡(FUK)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
17:55 | 18:35 |
この日3度目の天草〜福岡往復。
この光景も見慣れたもんです。
座席は10A、進行方向左側後方です。
さっきのフライトと全く同じ天草空港R/W31離陸、福岡空港R/W16着陸。
シートベルトサインは今回も常時点灯。
前便と違うのは夕日がとても綺麗だったことくらいです。
飛行高度 9000feet
搭乗旅客 7名
チャレンジ9便目。
乗客はこの日一番少なく7名でした。
「俺は嫁と子ども(インフルエンザ)を置いて何をしているんだろうか・・・?」自問自答が始まります。
10. MZ108 福岡(FUK)→天草(AXJ)
出発予定時刻 | 到着予定時刻 |
19:05 | 19:40 |
この日3度目の福岡空港12番搭乗口。
乗り継ぎ動線が意外とややこしいのに覚えてしまい、案内のスタッフの前を歩くようになります。
暗闇で撮るみぞか号もいいですね。
座席は前便と同じ10A。
この日3度目の福岡空港R/W16離陸、天草空港R/W31着陸となりました。
福岡空港では滑走路手前で離陸待ちが10分。
窓からの撮影は写り込みが激しいのでほとんどしていません。
天草空港の到着ロビーには大きなWANIMAのポスターもあるんですよ。
飛行高度 9000feet
搭乗旅客 15名
チャレンジファイナル10便目。
なんとかやり遂げました!体力の限界です。
チャレンジを終えて
この日10便、12時間見続けたみぞか号ともお別れです。
降機後、チャレンジ達成の証としてバッチが手渡されます。
10便達成したのでゴールドです!
1日だけでこれだけのチケット!
何度も出発到着を繰り返した天草空港のロビー。
19時45分、もう誰もいません。
かなり疲れました。
この疲れのなか、これから熊本市の自宅まで2時間運転して帰らないといけません。
僕はせっかくやるなら6便とか8便とかじゃなくて10便でしょ!と思い10便にチャレンジしましたが、6便で十分だと思います。
6便乗ると天草エアラインが運航する全路線を制覇することができますし、最後の天草〜福岡の2往復がとにかく辛かったです。