キャノンから次世代型フルサイズミラーレスカメラが発売
EOS R5:2020年7月30日(木)発売開始
EOS R6:2020年8月27日(木)発売予定
EOS R5
次世代の映像表現を追求したフルサイズミラーレスカメラ”EOS R5″を発売
約4500万画素・最高約20コマ⁄秒連写と世界初の8K動画撮影を実現
主な特徴
新開発のCMOSセンサーや新映像エンジン、「RFレンズ」により、EOSシリーズ史上最高の解像性能を実現するなど、新たな映像表現を追求したミラーレスカメラ。
世界初の8K/30P動画撮影やレンズ側の光学式手ブレ補正と協調した世界最高8.0段の手ブレ補正を実現し、静止画・動画ともに本格的な作品づくりを行うプロやハイアマチュアユーザーのニーズに応える。
- 約4500万画素と最高約20コマ⁄秒の高速連写を両立
- 「デュアルピクセル CMOS AF II」による快適なAF性能
- 世界初の8K動画撮影と世界最高8.0段の手ブレ補正による快適な撮影
EOS R6
最高約20コマ⁄秒連写のフルサイズミラーレスカメラ”EOS R6″を発売
AFの進化と世界最高8.0段の手ブレ補正により快適な撮影を実現
主な特徴
フラッグシップモデルに匹敵する高速連写や高感度撮影などの性能を小型・軽量ボディーに凝縮したミラーレスカメラ。
高速連写、高速・高精度なAF、手ブレ補正などの性能とミラーレスカメラならではの機動性を生かし、スポーツや野鳥、鉄道、風景など幅広いシーンに対応。
- フラッグシップモデルを基にしたCMOSセンサーと新映像エンジンによる高性能
- 「デュアルピクセル CMOS AF II」による快適なAF性能
- 世界最高8.0段の手ブレ補正により撮影領域が拡大
R5とR6 2機種の違いとは?
共通仕様
両機種ともミラーレス一眼ならではの高機能となっています。
- ボディ内手ぶれ補正の搭載
- メカシャッター(電子先幕シャッター)時は最高で約12コマ/秒、電子シャッター時は最高約20コマ/秒の連写性能を実現
- 瞳検出に加え、頭部や動物への検出にも対応したAF性能
2機種の違い
発売が予告されていたEOS R5ですが、今回はそれに加え、下位モデルとなるEOS R6も発表されました。
主な違いはセンサーのようです。
R5(上位モデル)
- 新開発の約4500万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載
- 8K動画の撮影が可能
R6(下位モデル)
- 「EOS-1D X Mark III」のセンサーをベースにしたもので、画素数はフルサイズセンサーとしては少なめの約2000万画素
- 動画はクロップなしの4K動画に対応
R5,R6発売前に5D Mark Ⅳを購入!その理由とは?
フルサイズ機購入の経緯
ずっとフルサイズカメラがほしかったこと、新型コロナウイルス感染拡大による定額給付金や夏のボーナスが入ることなどいろんな条件が重なりフルサイズカメラの購入を決意。
あと、以前急にAn-225が来た時にフルサイズだったら…!と心の底から思いました。
いつどんなレア機が来てもいいようにしておきたいですね。
キャノンからフルサイズのミラーレス一眼が発売されることは噂で知っていましたが、当時の情報はほとんどありませんでした。
その情報が出てくることを待つことなくEOS 5D Mark Ⅳ(5D4)を購入。
なぜまもなく発売されるEOS R5やEOS R6の「Rシリーズ」にしなかったのか?
その理由を説明していきます!
理由1 ファインダー
家電量販店でEOS Rを触ってみたことがありましたが、電子ビューファインダーがどうも苦手で・・・。
カメラのファインダーを覗いた時に電子的に映し出された映像を見ると目がチカチカする感じがしました。
ファインダーの中に小さなモニターを押し込んだようなものですからね。
僕はやっぱり電子的にではなく、ガラスで反射させた従来型の「ペンタプリズム」が合うと思ったのです。
まぁこれは慣れかもしれませんけど。
理由2 レンズ
ミラーレス機である「Rシリーズ」では今まで持っていたEFレンズは使えず、15,000円ほどのマウントアダプターを購入することで使えるようにはなります。
キャノンはRシリーズ専用のRFレンズも発売してはいますが、まだまだ長年出されているEFレンズの方が種類も多く価格も結構下がっています。
EFレンズは中古もいっぱい出回っているので、新品にこだわらなければより安く購入できることも可能です。
実際に僕はフルサイズ購入を機に中古のEFレンズを購入しました。
理由3 価格
本当はこれが1番の理由かもしれません。
2020年6月1日の時点で、ネット通販におけるEOS 5D Mark Ⅳの販売最安値は約20.5万円。
2016年9月に発売開始された頃の初値は約42万円なので販売開始から4年も経っていないのに半額ほどになっているんですよね。
僕は勝手にこれが底値だと思っています。
EOS R5,R6,5D4を比較!
さて、この時期の5D4購入はいかがなものか?
3機種の性能を一覧で比較してみましょう。
EOS R5,R6,5D4比較表
R5 | R6 | 5D | |
---|---|---|---|
価格 | 455,400 | 301,950 | 223,799 |
初値 | - | - | 420,388 |
発売日 | 2020/7/30 | 2020/8/27 | 2016/9/8 |
タイプ | ミラーレス | ミラーレス | 一眼レフ |
レンズマウント | キヤノンRFマウント | キヤノンRFマウント | キヤノンEFマウント |
撮像素子 | 高感度・高解像度 大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度 大型単板CMOSセンサー | 高感度・高解像度 大型単板CMOSセンサー |
有効画素数 | 4500 万画素 | 2010 万画素 | 3040 万画素 |
有効センサーサイズ | 約36.0×24.0mm 35mmフルサイズ | 約35.9×24.0mm 35mmフルサイズ | 約36.0×24.0mm 35mmフルサイズ |
映像エンジン | DIGIC X | DIGIC X | DIGIC 6+ |
撮影感度 | ISO100~51200 | ISO100~102400 | ISO100~32000 |
連写撮影 | 最高約20コマ/秒 | 最高約20コマ/秒 | 最高約7コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000秒~0.5秒 | 1/8000秒~0.5秒 | 1/8000~30秒 |
液晶モニター | 3.2インチ 約210万ドット | 3インチ 約162万ドット | 3インチ 約162万ドット |
ファインダー形式 | 有機ELカラー 電子ビューファインダー | 有機ELカラー 電子ビューファインダー | ペンタプリズム |
撮影可能枚数 (電源) | ファインダー使用時 約220枚 ライブビュー使用時 約320枚 | ファインダー使用時 約255枚 ライブビュー使用時 約360枚 | ファインダー使用時 約900枚 ライブビュー使用時 約300枚 |
動画撮影可能時間 (電源) | 約1時間20分 | 約2時間40分 | 約1時間30分 |
防塵・防滴 | ◯ | ◯ | ◯ |
手ブレ補正 | ◯ | ◯ | - |
タッチパネル | ◯ | ◯ | ◯ |
ライブビュー | ◯ | ◯ | ◯ |
バリアングル液晶 | ◯ | ◯ | - |
GPS | - | - | ◯ |
Wi-Fi | ◯ | ◯ | ◯ |
Bluetooth | ◯ | ◯ | - |
動画撮影 | 8K対応 | 4K対応 | 4K対応 |
幅x高さx奥行き | 138.5x97.5x88 mm | 138.4x97.5x88.4 mm | 150.7x116.4x75.9 mm |
重量(本体のみ) | 650 g | 598 g | 800 g |
金額、性能などどれも一長一短ですが、何を優先するかでしょう。
金額は前述のとおり5D4が一番お買い得とは思いますが、最新機種にはすごい性能が備わっていたりします。
連写性能
5D4の連写性能は最高約7コマ/秒しかない一方、R5,R6は最高約20コマ/秒。
1秒間に20枚も撮影できるんですよ!爆速です。
大事な瞬間を撮り逃さずに済むでしょう。
バッテリーの持ち
ファインダー使用時の撮影枚数が5D4は900枚もある一方、220枚しかないR5,R6のバッテリーの持ちはかなり悪いとみて取れます。
1秒間に最高20枚も撮影できますが、飛行機撮影などで連写しまくった場合、どれだけバッテリーは持つのでしょう?
高速連写した場合、「220÷20=11秒」でバッテリーがなくなる?
そんなことはないとは思いますが、かなりの予備バッテリーが必要になりそうですね。
ライブビューの撮影可能枚数の方が多いですが、動いている飛行機撮影には向いていません。
僕がもう1つ持っているAPS-CのEOS 80D(ファインダー撮影可能枚数1390枚)と全然バッテリーの持ちが違いますね。
付加装備
5D4はバリアングル液晶がないですが、意外とこれは困っていません。
もう1つ持っているAPS-Cの一眼レフカメラEOS 80Dにはバリアングル液晶が付いていますが、あまり使っていません。
3機種とも付いているWi-Fi機能は、撮影した写真をすぐにスマホに転送できるのでかなり活用しています。
5D4に付いているGPS機能はかなり便利!
Google フォトにあげた写真にもちゃんと場所が記録されています。
コスパも大事
そりゃ新しいカメラの方が性能が上がってるからいいに決まってますが、数十万円にもなるためコスパも大事ですよね。
数年ごとに新しい製品が出てきていますが、僕みたいな妻子持ちの一般的なサラリーマンは毎回毎回新機種を購入する余裕なんてありません。
車で例えるなら不具合やリコールが多い新型車よりもマイナーチェンジしてから購入する人がいるように、僕はもう少し様子をみてみたいと思います。
フルサイズ機購入で悩んでいる人の参考になれば・・・!
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