国際線仕様のボーイング787-8に搭乗
ANAの羽田〜熊本線に国際線仕様のボーイング787-8が投入されました!
国内線仕様機と何が違うのか?早速搭乗してきたのでご紹介したいと思います。
コロナ禍で登場した「78M」
ANAが所有するボーイング787は3種類。
- ボーイング787-8
- ボーイング787-9
- ボーイング787-10
国内線に投入されているのはボーイング787-8と787-9の2機種で、その中でも国内線仕様機と国際線仕様機に分かれます。
時刻表上では、国内線の787-8は「78P」、787-9は「789」と表記されていましたが、新たに「78M」と表記された787-8(国際線仕様)という機種が登場しました。
ボーイング787型機は燃費がとてもよく、運航コストパフォーマンスがとても優れているというのは有名な話ですが、新型コロナウイルスの影響により国際線がまともに運航できない中、このような国際線仕様機をも国内線に投入することで運航コストの抑制を図りつつ、機体を眠らせることなく稼働させているものと思われます。
プレミアムクラスは3.5倍に
国内線仕様のボーイング787-8(78P)の座席数は、プレミアムクラス12席、普通席323席の合計335席ですが、国際線仕様のボーイング787-8(78M)の座席数は、プレミアムクラス42席、普通席198席の合計240席。
78Mのプレミアムクラスの座席数は78Pの3.5倍もあり、しかも78Mの座席は国際線仕様なので国内線仕様機より豪華な機内となっています。
国際線仕様機でも無料機内Wi-Fiが使える
今まで国際線仕様機が国内線で運航された際は、ANAが無料で提供している機内Wi-Fiが利用できませんでした。
しかし、この国際線仕様の「78M」では機内Wi-Fiが利用できるようになっています。
新型コロナの収束が見通せない中で、今後も国内線で運航することを見据えて改修したものと思われます。
※エアバスA320(国際線仕様)も同様です。
運航路線
78Mはプレミアムクラス席が多いことから主に羽田と新千歳・伊丹・福岡・那覇などプレミアムクラスの需要が多い路線に投入されているようです。
今回熊本線に投入されたのは結構レアといえます。
搭乗レビュー
フライトログ
搭乗機はANAの787の4号機となるJA807A。近中距離国際線に投入されている機材です。
FLIGHT DIALOG
熊本空港出発
今回の搭乗機。
機内に入ってすぐに現れたのがバーコーナー。
国内線運航時には使っていなさそうです。
最初は31Aを指定していましたが、ほぼ窓なし席だったので機内で変更させてもらいました。
シートの色から国内線仕様機と違うのがおわかりですか?
国内線仕様機は青のシートを用いているのに対し、この国際線仕様機は濃紺のシートが用いられています。
↓国内線仕様の78P
機内環境
それでは国際線仕様のボーイング787-8「78M」の機内環境をご紹介。
2021年1月現在、国内線仕様のボーイング787-8「78P」にはシートモニターは備わっていません。
↓78P
テーブルは2つ折りタイプ。
後ろから2列だけ窓側は3席ではなく、2席になっているのでゆったり座ることができます。
この2席のところに座ってもよかったのですが、窓と座席との距離がありすぎたためやめました。
シートベルトをすると機窓の撮影がかなり厳しくなります。
国際線用ビジネスクラス「ANA BUSINESS CRADLE」のプレミアムクラスシート。
羽田空港到着
ようやく乗ることができました。
コロナ禍で先行きが不透明な航空業界ですが、一日も早く活気が戻ることを祈ってます!
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