今この路線はATR42-600の運航に変わってしまいましたが、SAAB340Bで運航していた当時の搭乗レポートです。
フライトログ
搭乗日 | 2015年5月 |
航空会社 | 日本エアコミューター(JAC) |
便名 | JC2321 |
出発空港 | 伊丹(ITM) |
到着空港 | 但馬(TJH) |
区間マイル | 70マイル |
飛行時間 | 22分 |
機種 | SAAB340B |
機体記号 | JA8642 |
クラス | Y エコノミークラス |
座席番号 | 5C |
コウノトリ但馬空港をご存知ですか?
兵庫県豊岡市にある兵庫県が設置した飛行場。
現在は日本エアコミューター(JAC/JC)が伊丹空港線を1日2往復しています。
調べてみると、兵庫県が飛行機を購入してJACに無償貸与したなどのおもしろい歴史があります。
伊丹ー但馬線は兵庫県内で飛ぶ県内路線とも言えますね。
この空港は利用者が少なく空港の規模も小さいため、なんとか活性化させようと様々な企画がされています。
空港の敷地内の公園でキャンプをしたり、滑走路を早朝ランニングしたりするイベントなど、かなり攻めた企画もありました。
写真100枚で但馬空港の魅力を紹介する「但馬百景」は必見です。
SAAB340B搭乗レポート
伊丹空港 23A搭乗口
今回乗るのはこの機材、サーブです!
バスに乗り込み搭乗機へ。
小さいっ!マニアにはこの小ささがいいんです。
「飛んでる感」が超感じれる機材なのがいい。
ドアには奄美大島のラッピング。
遠くから見ると汚れのように見えた「ようこそ、但馬へ」塗装。近くで見るとこんな感じでした。
SAAB340Bの機内
座席配列1-2のたった36席の機内。
今回の座席は5C。自席からの眺めはこんな感じです。
飛行機に乗ったら必ず撮ってしまう安全のしおり。
機材、航空会社によって様々な色がありますからね。
沖止め43番スポットからR/W32Rへ。
伊丹空港 R/W32R 離陸
小型機ならではの激しい揺れの中でも必死にシャッターを切り続けます。
通常、伊丹空港を離陸するとほとんどの航空機は左に大きく旋回しますが、この機体は離陸すると右に旋回し、針路を北に。
短距離路線なので有視界飛行でかなり低い高度を飛びます。
CAさんは1名。ドリンクサービスはないですが、但馬のお菓子が配られます。
空いていた左側座席から。
但馬空港 R/W01 着陸
飛行時間たったの22分。リモート空港の但馬空港に着陸!
リモート空港とは、空港の交通量が少ないため航空管制官や航空管制運航情報官が配置されていない空港のうち、飛行援助センターによる他飛行場援助業務が提供される空港のこと。
但馬空港は1日2便しか飛んでいないので、遠隔で伊丹空港にいる航空管制運航情報官により無線で航空機に対し但馬空港の交通情報や気象情報などが提供されています。
簡単に言うと、1日2便しか飛んでいない但馬空港に管制官や運航情報官を配置するのは、予算的に割りが合わないので伊丹空港から遠隔で航空機に但馬空港の情報を与えているということです。
着陸後はすぐにスポットイン。
降機。ボーディングブリッジがない但馬空港はすべてオープンスポット。
撮影しまくりです。
コックピット窓のすぐ下に穴があるのがわかりますか?
このSAAB340の特徴のひとつで、コックピットにいるパイロットと地上にいる職員がこの穴からの書類の受け渡しができるようになっているんです。
よーく見ているとコックピットにいるパイロットの手がこの穴から出て地上職員から紙を受け取る姿が見れると思います。
鹿児島空港を拠点にしている日本エアコミューターの本州最短路線。 たまにはこんなマイナーな空港に行くのも楽しいですよ。
但馬空港を利用して天空の城「竹田城跡」を見にいくのはいかがでしょうか?
JALではキャンペーンを開催中
現在、JALでは伊丹→但馬間のお得なキャンペーンを開催しています。 竹田城址の雲海が見られる今の時期にぜひ行ってみてくださいね。