国内にも発見!飛行機好き&写真好きがハマる穴場スポット
飛行機に乗るのも写真を撮るのも大好き!
一眼レフカメラを持って全国各地、たまに海外にも飛び出しています。
僕のようなカメラ好きは、廃墟の写真に興味がある人も多いと思います。
廃墟マニアと呼ばれる人もいるほどで、退廃的な写真が撮れるのが魅力。
僕はタイ・バンコクにある飛行機の墓場“Airplane Graveyard”に胴体が輪切りにされて放置されている廃飛行機を見に行ったこともありますが、なかなか国内で飛行機の墓場のようなところはありません。
そんな中、日本国内にも廃飛行機が置いてあるスポットを発見!
なぜ使われない飛行機が置かれているのか・・・?
実際に僕が行って確かめてきたので、たっぷりの写真とともにその真相に迫ります!
場所は福島県二本松市の山中
福島空港でレンタカーを借りて、田舎道を走ること1時間ちょっと。
福島県二本松市にやってきました。
住所は福島県二本松市坂之下。「有限会社髙野建設工業 坂ノ下資材倉庫」と書かれたこの倉庫が目印。
飛行場などない田舎道の一角に置かれた飛行機の胴体と戦闘機
田畑や林に囲まれた田舎道の一角に…
あれっ!?
何か見える…!!
車が30秒に1台通るほどの交通量の場所。
逆に僕が注目を集めてしまったようで、皆こちらを見ながら通り過ぎていきます。
ドキドキしながら奥へ!
プロペラのない3体の零戦
右の機体の奥にもう1機見えます。
この昔ながらの戦闘機はおそらく零戦でしょう。
本物か?その正体は?
胴体の中身が見えている…?
続いて後方から撮影。
「2-130」
違和感しかないです!
ニセモノのハリボテ
もともとプロペラがあったのかなかったのか…
どちらにせよ方向舵もなくこんなの飛べるわけないでしょう。
主翼も尾翼も可動するようには到底思えず、整備のことが何もわからない僕でも偽物とわかるほど。
プロペラは木で作られていた…?
下にはキャノピー(操縦席を覆うカバー)らしきものが落ちています。
筒状のものを4つ組み合わせて作られている胴体。
そう、零戦はすべて造り物。カタチだけのハリボテだったのです。
胴体だけが残る小型飛行機
ハリボテの零戦と少し離れたところに置かれた小型機の胴体。
次はこちらを見ていきましょう。
主翼のない機首部分
こちらはコックピットの窓もあり、翼が付いていたであろう部分の断面もわかります。
尾翼のない機体後方
主翼も尾翼もエンジンもなく、胴体の3分の2だけが残された飛行機。
コックピットも残る本物の飛行機
望遠で撮影したコックピット。
コックピット、窓、前輪などからしてこちらは間違いなく本物の飛行機の残骸でしょう。
調べたところによると、1950年代に製造され、1970年代まで空を飛んでいたビーチクラフト モデル18(機体記号:JA5010)という飛行機のようです。
なぜこんなところに飛行機が置かれているのか?
この近くに飛行場はありません。
なぜポツンとこんな福島県の山の中に…?
真相は?看板に残された「劇映画“延命”」の撮影地
立看板に書かれた真実。
劇映画“延命”撮影地
(2019年 公開予定)地元スタッフ、出演者を募集
(内容)1945年の原爆投下の真相を描きます
そう、ここは映画の撮影地として作られた“セット”だったのです。
2019年公開予定となっていますが、2022年現在、このような映画が公開された形跡はありません。
とにかく今はかなりの穴場スポットでしょう。
交通アクセス
最後にアクセスも載せておきます。
福島空港から車で約65分。
住所・地図
福島県二本松市木幡坂之下
駐車場あり
少し坂を上った北側の草地に駐車場があり、車を止めることができます。
謎な飛行機スポットがあればご一報いただければ探偵ナイトスクープのように解明しにいきますので、情報お待ちしております!
今回は福島県の珍スポットでした。
コメント