Contents
航空の世界で飛び交う管制用語
航空管制官とパイロットとの交信は航空無線を使用しており、その内容は「エアバンドレシーバー(通称:エアバンド)」という無線機を使えば誰でも聞くことができます。
ポチップ
【基礎知識1】エアバンドの航空無線用語がわかる!フォネティックコードとコールサイン一覧
【航空無線をはじめよう】 知っている人には「そんなこと今更~!」という内容になるので、そのあたりはご了承くださいませ…。 【飛行機は空を自由に飛んでいる?】 地…
【基礎知識2】これを見れば航空無線用語がわかる!空港でエアバンドを聞こう。滑走路番号と風向風速の話
【エアバンドを聞けば飛行機撮影幅も大きく広がる!】 航空管制官とパイロットとの交信は航空無線を使用しており、その内容は「エアバンドレシーバー(通称:エアバンド…
【基礎知識3】実践編!エアバンドの航空無線用語がわかる!実際に空港で管制と飛行機の交信を聞いてみる
【エアバンドを聞けば飛行機撮影幅も大きく広がる!】 航空管制官とパイロットとの交信は航空無線を使用しており、その内容は「エアバンドレシーバー(通称:エアバンド…
航空無線で使われる航空管制用語集
たーびん
この記事では、主に航空管制官とパイロットとの間で使われる航空無線用語を集めています。
空港や上空などでは目には見えませんがパイロットと管制官の声がこれから載せる用語を組み合わせることによって交信が行われています。
ダイバード?ANAはアナ?滑走路エンドってどこ?よくある航空用語の間違いTOP3
【意外と多い!?間違った航空用語】 【よくある間違った航空用語ベスト3】 まずはよく見かける間違った航空用語から。 第1位 目的地外着陸 飛行機が悪天候やトラブ…
アルファベット順に航空管制用語を掲載
それでは単語などの用語をイニシャル(頭文字)のアルファベット順に掲載していきます!
A,B,C
- Above(アバブ)
〜以上 ⇔Below - Affirm(アファーム)
合っています ⇔Negative - Alfa(アルファ)
フォネティックコードA - Altitude(アルティチュード)
高度 - Approaching(アプローチング)
接近している ⇔Passing - Approved(アプルーブド)
承認する - Arrival(アライバル)
到着 - Below(ビロウ)
〜以下 ⇔Above - Bound(バウンド)
〜に向かっている - Bravo(ブラボー)
フォネティックコードB - Break(ブレイク)
通信の区切りを示す - Break Break(ブレイクブレイク)
交信が多い際に他の航空機との区別を示す - Cancel(キャンセル)
承認を取り消す - Caution(コーション)
〜に注意しない - Charlie(チャーリー)
フォネティックコードC - Clear(クリア)
許可する - Clearance(クリアランス)
承認 - Climb(クライム)
上昇する ⇔Descend - Confirm(コンファーム)
確認する - Contact(コンタクト)
交信する - Continue(コンティニュー)
〜を続けなさい - Correct(コレクト)
その通り - Correction(コレクション)
訂正する - Cross(クロス)
通過する・交差する
D,E,F
- Delta(デルタ)
フォネティックコードD - Departure(デパーチャー)
出発 - Descend(ディセンド)
降下する ⇔Climb - Direct(ディレクト)
直行する - Discretion(ディスクレクション)
判断 - Disregard(ディスリガード)
取り消す - Echo(エコー)
フォネティックコードE - Entering(エンタリング)
入っている - Enroute(エンルート)
航空路 - Estimate(エスティメイト)
予定される - Expect(エクスペクト)
〜する予定 - Frequency(フレケンシー)
周波数 - Fly heading〜(フライヘディング〜)
〜に向けて飛行する - Foxtrot(フォックストロット)
フォネティックコードF - Further(ファーザー)
更なる・次の
G,H,I
- Go ahead(ゴーアヘッド)
送ってください・どうぞ - Go Around(ゴーアラウンド)
着陸復行 - Golf(ゴルフ)
フォネティックコードG - Heading(ヘディング)
機首方位 - Hold(ホールド)
待機・上空旋回 - Hotel(ホテル)
フォネティックコードH - How do you read(ハウドゥーユーリード)
感明度はいかが? - If available(イフアベイラブル)
もし可能ならば - Immediately(イメディエイトリー)
直ちに実行してください - Inbound(インバウンド)
到着機 ⇔Outbound - India(インディア)
フォネティックコードI - In sight(インサイト)
視認できる - Intersection(インターセクション)
滑走路もしくは誘導路が交差している地点 - Intersection Departure(インターセクションデパーチャー)
滑走路の全長を使用しないで中途の地点から離陸を開始する方法 - I say again(アイセイアゲイン)
繰り返します
J,K,L
- Juliett(ジュリエット)
フォネティックコードJ - Kilo(キロ)
フォネティックコードK - Landing(ランディング)
着陸している - Lima(リマ)
フォネティックコードL
M,N,O
- Maintain(メインテイン)
(高度を)維持する - Mayday(メイデイ)
緊急事態発生の際に使われる用語 - Mike(マイク)
フォネティックコードM - Monitor(モニター)
聴取する - Negative(ネガティブ)
違います ⇔Affirm - November(ノーベンバー)
フォネティックコードN - Occupied(オキュパイド)
塞がっている - 〜O’clock(オクロック)
〜時の方向に - Oscar(オスカー)
フォネティックコードO - Outbound(アウトバウンド)
出発機 ⇔Inbound - Over(オーバー)
どうぞ
P,Q,R,S
- Papa(パパ)
フォネティックコードP - Passing(パッシング)
通過している ⇔Approaching - Present Position(プレゼントポディション)
現在地 - Proceed(プロシード)
続行する - Quebec(ケベック)
フォネティックコードQ - Read back(リードバック)
復唱する - Recleard direct〜(リクリアードダイレクト)
経路を変更し、〜への直行を許可する - Reduce speed(リデューススピード)
速度を落とす - Report(リポート)
報告する - Request(リクエスト)
要求する - Resume(リジューム)
もとに戻す - Revise(リバイス)
訂正する - Roger(ラジャー)
了解 - Romeo(ロメオ)
フォネティックコードR - Runway(ランウェイ)
滑走路 - Stand by(スタンバイ)
(呼ぶまで)待ってください - Sierra(シエラ)
フォネティックコードS
T,U,V
- Take off
離陸 - Tango(タンゴ)
フォネティックコードT - Taxi(タクシー)
地上走行 - Taxiway(タキシーウェイ)
誘導路 - Traffic(トラフィック)
航空交通のこと - Turbulence(タービュランス)
乱気流 - Turning(ターニング)
旋回中 - Unable(アネイブル)
〜できません - Uniform(ユニフォーム)
フォネティックコードU - Victor(ヴィクター)
フォネティックコードV
W,X,Y,Z
- Wake turbulence(ウェイクタービュランス)
後方乱気流 - Wilco(ウィルコ)
(指示を)了解し実行する - Whisky(ウィスキー)
フォネティックコードW - X ray(エクスレイ)
フォネティックコードX - Yankee(ヤンキー)
フォネティックコードY - Zulu(ズールー)
フォネティックコードZ
【応用編】単語を繋げて使われる管制用語
続いては応用編として、単語を繋げ実際に使われている表現をご紹介します!
- Approved as requested
-
要求通り承認します
- Caution wake turbulence
-
後方乱気流に注意してください
- Cleared for take off
-
離陸を許可します
- Cleared to land
-
着陸を許可します
- Continue Approach
-
進入を続けてください
- Hold short of runway
-
滑走路手前で待機しなさい
- Line up and wait
-
滑走路に入って待機してください
- Negative in sight
-
視認できません
- Pilot’s discretion
-
パイロットの判断で
- Proceed direct to 〜
-
〜へ直行してください
- Push back approved
-
プッシュバックを許可します
- Read back is correct
-
正しく復唱しました
- Ready for departure
-
離陸準備ができました
- Runway is clear
-
滑走路に他の機体や障害物等はありません
- Unable your request
-
要求を許可できません
- Until further advice
-
更なる指示があるまで
たくさんありすぎて覚えられないですよね。
でも簡単な英単語を繋げることによって交信が行われているので、基礎がわかっていれば自然と耳に入って理解できるようになりますよ。
エアバンドを使って耳を慣らしていくのが一番おすすめです!
エアバンドの周波数は空港ごとに違いますが、ご安心ください!
ちゃんと各空港ごとに周波数を調べておきましたので、お使いください。
【全92空港掲載】日本全国・海外空港飛行機写真おすすめ撮影ポイントマップ※航空無線周波数情報付ガイドブ…
飛行機撮影スポット情報量No. 1!全92空港掲載 僕が実際に行った日本全国の空港や航空基地の飛行機写真おすすめ撮影ポイント!ひとくちメモとマップ、空港情報を全て僕が撮…
コメント